数寄の間

* この部屋では、模型制作初心者・三木が自分の作例等を紹介します。

 

第11回 「ハインケル He100D」作品紹介。

2004年春、師匠ことサークルの先輩Yさんに自分のお気に機種を作ってもらいました。

Bf109を超える性能を与えるべく老舗のハインケル社が開発し、互角以上の能力を

持ちながら、社主が反ナチという政治的理由で制式採用されなかったマイナーな飛行機

ですが、抜きん出た高性能とフォルムの流麗さに惹かれてキットは1/48と1/72合わせて

4個あります(笑)。今回作っていただいたのはHiPM社の簡易インジェクションキットです。


ランナー状態。と自分的ベストアングル。極端にシャープではありませんが、「モナカ状態」

というわけでもなく、それなりの精度とパーツ数で構成されています。エッチングパーツ付き。

逆ガルの主翼や全体の滑らかな曲線のフォルムがハインケル社設計の

飛行機らしさと高性能を感じさせますね。メッサーよりなんぼか好きです。

主脚も内側引き込み式で安定感があります。前作のHe112はメッサー同様

外側引き込み式でトレッドが狭かったので、あえて差別化を図った箇所だとか。

 

 

 

発展余裕がどれぐらいあったのかは分かりませんが、Bf109もE型あたりまでなら

He100Dの方が有利じゃなかろうかと思います。制式採用されてバトル・オブ・ブリテンに

投入されていたら大いに活躍したことでしょうね。いやカッコいい。惜しい。


以上、第11回 「ハインケル He100D」作品紹介 でした。

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